ちょっとしたアクシデントがあって、シフトレバーをへし折ってしまったので、左シフターの交換が必要となったのですが、どうせだからと、丸っとワイヤー、アウターごと交換しちゃいました。
作業中につき家の中がゴチャっておりますが珍しく写真付きです。
前回Wiggleで通販した際に、LifeLine のEssential(廉価シリーズ)の
ブレーキケーブルセットと
シフトブレーキセットをともに購入してありましたので、いっそのことという形で、全とっかえとさせて頂きました。これ、安くてもステンレスなんですよ。アウターの評判も非常に良いです。
元々、シマノ ST-EF51-8R/L がついていたのですが、これはすでに配番。
そこで後継である シマノ ST-EF510-8R/L に切り替えることとなりました。
Amazonでの商品はこちらとなります。
シマノ 2017年式 シフトレバー ST-EF510-8R/L 2フィンガー 3x8Speed 左右セット ブラック 670
\3,150-
手順としては、特に経験のある作業ではなかったのですが、ネットなどを見るに大まかに
取り外し編
- FRディレーラー、FRブレーキのインナーケーブルを緩める。
- 各インナーケーブルを徐々にシフタ側から引っこ抜く。
- 慎重に、一本ずつ、アウターやらスペーサやら回収しながらやる。
- 各インナーケーブルをシフタより外す。
- ハンドルグリップを外す。
- シフターを外す。
取り付け準備編
- 回収した旧アウターの長さに合わせて新アウターをカットしておく。
取り付け編
- 新しいシフターを取り付ける。
- シフターに各インナーケーブルを通し、タイコをハメる。(冒頭写真はココ!!)
- 元合った形にアウター・スペーサー類を置きながらワイヤー類を通す。
- ケーブルエンドキャップを取り付け、カシメる。
調整編
- 通常のディレーラーとブレーキの調整を行う。(割愛)
といった内容でして、作業範囲は広いもののやってやれない作業だなーということで着手しました。
なお、購入物以外で必須用品としては、
- 汎用工具
- #1 クロスドライバー
- #2 クロスドライバー
- 3mm マイナスドライバー
- 4mm アーレンキー
- 5mm アーレンキー
- 丈夫なラジオペンチ
- 汎用工具以外の用品
- ワイヤーカッター
- シリコンオイルスプレー
- パーツクリーナー 速乾タイプ
- ウェスなど
あたりとなると思います。
以上は、まず必要になるだろうというもので、車体の状態によって適宜追加してください。
ワイヤーカッターは、特に必須で2mmφステンレスワイヤーがカット出来るものにしましょう。
取り外し編
FRディレーラー、FRブレーキのインナーケーブルを緩める。
基本的にケーブル類は、シフター(Bマスタ)側からいれて、シフタ側はタイコで引っ掛けつつ、ディレーラー側でカシメるという形で取り付けが行われています。
よって、抜く時は末端で緩めて、シフター側で引っ張ればそのままズルっと抜けちゃうものなので、まずはディレーラーやブレーキ側を緩めます。
各インナーケーブルを徐々にシフタ側から引っこ抜く。
重要:慎重に、一本ずつ、アウターやらスペーサやら回収しながら、元の配置を覚えながらやる。
ディレーラーやブレーキなど末端側を緩めたら、シフタ側から引っこ抜くだけです。
が、途中にVブレーキのパイプやら、アウターやらアウターをフレームに固定するためのスペーサやら、ちょこちょこ細かいものがありまして、これを一つでもなくすとかなり困ることになります。
なので、ゆっくりちょっとずつ確認しながら抜いていってあげてください。
あと、元の配置も覚えておいてくださいね。
なお、切っちゃってもいいんですけど、初心者向けの慎重策ということでここでは切らずに、私なりの慎重策に基づいて記載します。
各インナーケーブルをシフタより外す。
いよいよインナーケーブルが全部ビロローンという状態となったらシフタよりケーブルを外します。
もうここまで来たら、切っちゃっていいでしょう。
シフトインナーケーブルは、シフターの蓋をあけてシフター内のタイコを引っ張り出す形になります。
その際、がっちり中でタイコがはまってるように見えますが、インナーケーブルをつまんで捩ったり、またマイナスドライバーで軽くコジることで出てきますので、タイコを浮かしてあとは、すいーっと引っ張りぬいてください。
ブレーキインナーケーブルは、レバーにタイコが引っ掛かっている形でタイコの向きを合わせてやれば、下方向の切り欠きからそのまま取れます。
ケーブルを切っておけば、ケーブルをつまんでタイコを回すことは容易でしょうから、落ち着いてやってあげてください。
ハンドルグリップを外す。
ここまできたら、もうシフタをはずしたいのですが、まずグリップが邪魔で外れません。
グリップは、ただハメてあるだけのパターンと、グリップ用接着剤を使いつつハメてあるパターンの二つが考えられますが、どうもググる限りはハメてあるだけのパターンが多いようですね。
パーツクリーナーのノズルをグリップ内側に突っ込んで、中で噴射してあったり、グニグニしたりして浸透させると、スルっとはずれます。
面倒な場合は新しいものを用意して切ってしまうパターンもありですね。
エアーコンプレッサーを持っている人は、エアガンでグリップ内側に思いっきりエアーをいれることで、更に楽に外すことができます。
グリップ内側にノズルを突っ込むのにシフタを緩めてずらすなども場合によっては必要でしょう。
シフターを外す。
ここまできて、ようやくシフターの取り外しですね。
アーレンキーで緩めてスポっと外せばそれでOKです。
ここまでがとりはずしで、ここからが下準備から取り付けとなります。
取り付け準備編
回収した旧アウターの長さに合わせて新アウターをカットしておく。
久々の画像登場です。
あとで気付いたのですがアウターの材質によって、微妙に最適な長さは違うんですが、とりあえず元あった長さ+1cmくらいでカットしておき、後々の置き換えに備えます。
取り付け編
新しいシフターとグリップを取り付ける。
まずハンドルに対して左右分、シフターを通して、そしてグリップを取り付けますが、グリップは、取り外す時と同じくパーツクリーナーを使います。
パーツクリーナーを思いっきりグリップの中に流し込んであげて、あとはすばやくはめてあげてください。
グリップをハメたらシフターの位置を仮決定して、仮固定します。
この段階で、しっかり本固定してしまっても構いません。
シフターに各インナーケーブルを通し、タイコをハメる。(冒頭写真はココ!!)
シフターにブレーキワイヤーとシフトワイヤーを通します。
シフトワイヤーは、シフターの蓋をあけて、中から通す形となります。
ST-EF510の場合には、純正シフトワイヤーが最初からついていますが、今回、私のものは、Lifeline Essential に変えたかったので、変えてしまいました。
ブレーキワイヤは、シフタの下方向からタイコをいれる形となります。
元合った形にアウター・スペーサー類を置きながらワイヤー類を通す。
あとは、取り外しと逆の作業をするだけです。
各所にワイヤーを通しますが、新しく切ったアウターにアンターエンドをつけつつ、再配置していく形となります。途中、ワイヤープロテクターも適宜配置していってあげましょう。
なお、おおむね、必要箇所に配線が終わったら、2,3cm余裕をもってから、カットするといい塩梅です。
ケーブルエンドキャップを取り付け、カシメる。
あとは、FRディレーラー、FRブレーキを調整しつつ、取り付け、ケーブルエンドキャップをカシメます。
車体に合わせた色のエンドキャップにしたんですが、いい感じですね。
ただ、メンテナンス性をあげるべく、今度、ハンダに置き換えようかと思っております。
ディレーラー、ブレーキの調整に関しては、割愛しますのでおググりいただくなどして、各ご対応ください。