2018年3月13日火曜日

ビンディングシューズを使ってみた話。

ビンディングシューズ、もといSPDですね。
使ってみて、実際どうだったかという話です。

まず結論から言うと、「これほど、自転車乗るのにいいものはねぇ」です。


まず、とても目立って差を感じるものが


  • 使えるリソース量
  • 死角の無さ


です。

どの角度でも、トラクションを発生させることが出来る=あちこちの筋肉を使おうと思えば使えるし、それ故、特に歩道などの徐行時なんかに体感しますが、ペダリングに死角が発生しないので、気持ちの上でも実際の操作においても楽になります。

また、使える筋肉、あちこちの筋肉をトラクションへと投入できるということで、楽しみの幅が段違いに広がるのもまた魅力かと思います。
「ここを使ってみたらどうか」「この確度でこのように意識してはどうか」というのを足が固定されることによって、思ったらすぐに投入を試みれるので、楽しさが段違いに増しますね。

他にも固定されてるから自転車に乗ってることそのものがそもそも楽だとか、他にも重要な恩恵が色々あるんですが、ざっくり以上の話を推しておきたいと思います。


一方、欠点としては…

・立ちごけの危険性。

ありえないっすね。てんでありえないっす。
ビンディングシューズの話における否定論で見かけますがどうしたら立ちごけまでいくのか皆目わからないレベルです。いつかわかる日が来るかもしれませんが。

というのも、やべ!と思って足を外そうとすれば、サクっと外れちゃうんですよ。
くっついてるから、慣れないと戦慄するほどの寒気が来ますけどね。
でも、次の瞬間はずれて「お、おう…あ、簡単に外れるんすね…」って感じです。
少なくとも、私の使っているSPDでは、足が取れないよー->立ちごけ ってのは考えにくいです。
むしろ、そもそも、もっと根本的な問題があるだろと疑いたくなるくらい、ペダリングにかかる方向以外に力いれると、簡単に外れる気がします。

・ハメるのにミスってライダーキック

外す時よりむしろ、つけるときのほうが最初は難しいですね。
特にシグナルスタートで、慌ただしく漕ぎ出しつつハメようとするとしくじって足が滑ってライダーキックになることがあり、どちらかというとそっちのほうが、すぐにハズレなくてーとか、立ちごけガーとか危険度の元じゃないかという気がします。
つまり、外す外れない よりも、 ハメるハメられない のほうが危険性が隠れている気がします。

実際に使っていて、この危険性の源泉は、否定しようのない部分だと思いますね。
とりあえず落ち着いてハメてくださいとしか言えないです。
あと、ハメようとするばかりに周囲の安全確認がーとかも十分あり得る話でしょう。

SPDだから歩けるかっていうと歩けるんだけど…

駐輪場から職場まで距離があるもんだから、多少歩けるようにとSPDシューズにしましたのですが、これは大失敗でした。


結局ね。
もう一足、ドライバッグに詰めて持っていこうかって考え始めちゃったんですよ。


SPDシューズの底は、プラ製のものが多いらしいんですが、私のも例にもれずプラ製で、ほぼグリップは望めません。おまけにプラとアスファルトってねぇ…減るんですよ。
減るとなると…お父さんのお小遣いの範囲でチャリンコするにはねぇ…。

となれば、もう一足、ないし、許されるなら、直足袋みたいにペチャンコに出来る奴を現地で履き変えてーとか考え始めちゃうわけですよ。
ほら、そうそうすると、もうそれならSPDじゃなくて、SPD-SLにすればいいじゃん ってなるでしょう?

確かSPDシューズは歩けるんですけど、歩くものじゃないですね。
自転車降りたあと200m以下の距離歩くならSPDシューズでもいいんじゃないっすか?
それ以上なら、もう1足携行したほうが、気分的にも楽だと思います。




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